毎日たんたんと続けるということは
大きな木の始まりは小さな種
地球の中心に近づこうと根を伸ばし
ほんの僅かの水さえも逃せないと必死に吸う
幾枚もの葉は陽を浴びたい一心で
重力に逆らいながら1ミリでも高く成長する
枝が折れても
葉が害虫にやられても
他の雑草たちが幅をきかせてきても
毎日出来ることをたんたんとこなし
気付けば
大きな木と呼ばれるようになっていた
毎日たんたんと続けるということは
単純なことだと思っていた17才の頃。
数学を教えてくれていたS先生は
継続は力なり という言葉をよく口にしていた
そんな簡単なこと、誰でもやる気になれば出来るじゃないかと心の中で呟いていた
いかにも思春期らしい発想。
しかし、
S先生が言っていた意味が痛いほど分かるようになった。
結局、今までの人生を振り返ると、諦めたり逃げたり怠けたりばかりだったから
ワタシという人間を削ぎ落としていったとしたら
何が残るだろう?
・・・・・・・・・・・・
ワタシの種になりそうなもの・・・
きっと
たぶん
おそらく
写真・言葉・走ること
いや、わからん他のことかもしんない
でもね今は
あの大きな木の様に
たんたんとやってみるしかないのだな