たんたんと、たんたんと、

淡々と坦々と綴る日々

どうやら想像しているようだ

若かりしワタシにとって、子供とは

何となく何を考えてるのかイマイチわからない

どう接していいのか困る存在で

親戚の小さい子と触れあわなければいけない雰囲気の時すら

ヤツラから遠からず近すぎずの一定距離を保ち

ひたすら横目で動きを観察していたわけで

お世辞にも「カワイイ」などと声に出す事すら出来ない存在だった。

 

しかし、何とも突然の成り行きで

この2年間小さな怪獣をほとんど肌身離さず(というか離れてくれない)の生活をしている

 

鈍臭いワタシでもこれだけの時間を費やせば

イマイチわからないという状態から

だんだんとヤツラの生態が分かりつつある。

まぁ、分かりつつあるとか書いてみたものの

ヤツラの全てをそこから窺い知るには

あまりにもワタシの知識も経験値を少なすぎるが。

しかし、ヤツラのホワッとした雰囲気ぐらいは掴めていると思う。

そのホワッとしたやつを気まぐれに言葉にしてみる。

 

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ワタシの息子は、かい十(カイジュウ) 2歳。

絶賛 成長期中、いわゆる魔の二歳児というやつだと思う。

 

不思議なもので

かい十はまだ指先の器用さと力加減が発展途上なのに

小さなブロックで遊びたがる

大きなブロックもあるのに小さなブロックにしか興味がないらしい

そして上手く扱えない事を悟ると

ワタシを無駄に大声で呼びつけ

解読に難のある擬態語や擬音語と必死のジェスチャーで

何か作らせようとする。

たいていの場合、二人で何してるのかよくわからなくなって

結局ワタシが勝手に好きな様に黙々と作製モードに入る

あと少しで完成というところで

横から肉肉しい手を伸ばしてきて奪い取っていき

笑顔で遊び出すのだ

 

今日もいつも通り作製モードに入り

一人黙々とバウハウスてきな家っぽいものを作ってみた。

 

 

まぁ残念なくらいに家に見えないなぁと四苦八苦

そしたら かい十 一言 ボソッとゆった

 

「 イエ 」

「え?イエに見えるの?ねぇ、家に見えるの?え?」

 

ガツガツと食いついてしまったので

かい十はドン引きしたらしく無言を貫き通したので真相はわからない

 

ワタシが思っている以上に2歳児の頭の中では電気が飛び交い

どうやらイロイロ想像しているようだ

 

うん、見えないものが見えるのだから想像しているに違いない

 

このカッチンコッチンの頭は

この先 かい十 の想像についていけるのだろうか。

 

その後、家っぽいやつは屋根にミニカーを乗せたり

ミニカーの様に机の上を右往左往したりと

忙しそうに動き回っていた

 

 

 

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