たんたんと、たんたんと、

内弁慶の主婦が、坦々としたものごとを、淡々と写真とともにつづる。

一眼レフカメラとの出会い

先日書いた記事に

 

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このブログ始まって以来初めてコメントを頂きまして。本当にありがとうございました。
 
 
 
 
いつも独り言の様にブツブツ書き綴っているブログなので、
 
 
 
 

自分以外の方から反応を頂くことでまた新たな気付きやふつふつと思いが湧き出てくる感じがありました。

 
 
 
 
 
まずは、写真をはじめた頃の気持ちについて書きたいなとふつふつしています。
 
 
 
 
 
初めて一眼レフカメラを触ったのは、大学生の時だった。
 
 
 
 
 
それまでの人生では写真に写るのは苦手、
撮るのも何かイェーイみたいなノリについていけなくて、結局写真を撮ることにかなり消極的に生きてきた。
 
 
 
 
 
そんなワタシが、ある活動で何故か記録係り的なポジションになった。
 
 
 
 
当然写真を撮り文章を書くのが仕事。
 
 
 
 
 
そしてその活動の中心的な人物が
これまた何故かワタシに20万ほどもする一眼レフカメラを貸してくれたのだ。
 
 
 
 
お前だからカメラ貸すんだぞ、
他の人だったら絶対貸さないから。
 
 
 
 
彼はその大事なカメラをワタシに手渡しながらそう言った。
 
 
 
 
 
 
 
 
その日から、無我夢中でシャッターを切った。
 
 
 
 
彼の言葉がなんだかとても誇らしくて
重要任務を任されたような気分で
人生で一番無我夢中になった時間だ。
 
 
 
 
 
 
一眼レフの知識なんて全くなく、
というか、一眼レフと呼ばれている特別なカメラだということすら知らなかった。
 
 
 
 
 
 
今思えば、多分ずっとオートでカメラ任せで写真を撮っていたと思う。
 
 
 
 
 
建物の中や夜で、どうもうまくシャッターが切れなくて、彼に少しアドバイスをもらったくらいだった。
 
 
 
 
 
 
あとは訳わからないまま、手探りで撮っていた。
 
 
 
 
 
ちゃんと一眼レフの知識を学べばいいだけなのだが、
 
 
 
 
 
そこは持ち前の適当さと没頭するとまわりが見えなくなるという性質を発揮しまくってしまったのだ。
 
 
 
 
 
何かよくわからないまま、いろんなダイヤルをカチャカチャ動かして
 
 
 
 
 
ただただ何か心に響く写真を撮りたいとおもいながらシャッターを押す日々だった。
 
 
 
 
 
ある日、
 
 
 
 
走っている人の写真を撮ることになった。
 
 
 
 
少し伸びた芝生に覆われた広場で走る人を撮る。
 
 
 
 
スタート前の真剣な表情
スタートする直前の緊張した姿勢
靴紐を結ぶ姿
ゴール後の美しい表情
もう撮りまくって撮りまくって撮りつくした。
 
 
 
 
だけど、ねちっこいど素人のワタシはカメラ片手に試行錯誤した。
 
 
 
 
どうしても心に響く写真を撮りたい。という一心だ。
 
 
 
 
そして、地面に腹這いになって撮るという技を習得した。ま、いわゆるローアングルというやつだ。
 
 
 
 
そして、走っている彼らをカメラで追い続けるあまりに、走る人にピントがきて、周囲が流れるような躍動感ある写真が撮れたのだ。
ま、いわゆる流し撮りというやつだ。
 
 
 
 
 
ローアングル・流し撮りで撮った何十枚もの写真のなかで、一枚だけ素晴らしいものがあった。
 
 
 
 
 
その写真を見たとき
ワタシの心は揺さぶられた。
この写真、すげー
自分で撮ったくせに、猛烈に感動していた。
 
 
 
 
 
カメラの知識は何もなく
写真の撮り方も全く知らず
写真が上手い人がどんな風な写真を撮るのかも知らず




赤ちゃんみたいな真っ白な状態から
ふと撮ることができた写真。
 
 
 
 
 
カメラでこんなカッチョいいことが出来るということを初めて知った。
 

 

 いやぁ、もう猛烈に感動。



 

 何も知らないからこその猛烈な感動だ。




それはまるで、何も知らない少年がテレビで打ち上げられるロケットを見て
 
 
ロケットの迫力にワクワクし
真っ暗な宇宙に魅せられ
美しい地球の姿に心奪われる様な感動だ。
 
 
それは 宇宙から地球がどんな風に見えるのか知っていては得られない類の感動だ。
 
 





今もカメラを貸してくれた彼の言葉の真意は分からないし、
 
 
 
 
 
他にも記録係り的な人はいたのに
何故ワタシに高価なカメラを貸してくれたのかもわからないが、
 
 
 
 
 
 
本当にありがたい経験だったなと思う。
 
 
 
 
 
この経験があるから、未だにカメラのシャッターを押すのを忘れられずにいる。
 
 
 

 知らないということは

時にものすごいパワーと感動を生み出すかもしれない。




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