たんたんと、たんたんと、

淡々と坦々と綴る日々

植物の写真

まぶしいな

まぶしいな まぶしいな まだ慣れない目をこすりながら下をうつむく まぶしいな まぶしいな いつもとかわらない木が すみずみまで光を散乱している まぶしいな ちっちゃな少し汗ばんだ手がワタシの手を引く 目を細めながら心地よい光に包まれる いい季節です …

春がやってきた

ずっと続いた雨があがったとたん キラキラ輝く世界に変わっていた いつの間にか 鮮やかな色を身にまとい 心地よい風にユラユラれ ハッとするような瑞々しさ いろんなイロがあふれて ワタシもカラフルになれそうな気がスル 春がやってきた サクラ、華やかとか…

春の匂いの記憶

【匂い】 は記憶に深く残る ワタシの実家の庭に城をこしらえているアリの一族がいた 死んでいる蛾をコツコツとバラし 自分が仕えている一族の城へと運び込む 城の入り口はそれほど大きくないはずなのに 食糧は城の中へとするりと吸い込まれていく 4歳のワタ…

オオキナキのものがたり

光が欲しい 雨水が欲しい たくましい幹が欲しい 全てを吸い尽くせる程の太く長い根が欲しい オオキナキはいつも欲しがっていた 毎日自分の欲望を見つめ 前だけを見ていた 欲しい、欲しい、欲しい 欲しいものを手に入れる為に 周りにいるライバルを蹴落とすこ…

サクラ、華やかとか儚く美しいとか言われてるけど

サクラ。 日本人を魅了してやまない花。 つぼみが次第に満ち満ちてゆくのを期待しながら眺め 満を持してついに開きはじめた彼らに歓喜したかと思えば 雨 風 に 負けてしまいやしないかと一方的にハラハラし 太陽を味方につけた休日 ここぞとばかりに老若男女…