たんたんと、たんたんと、

淡々と坦々と綴る日々

郵便局の配達員を見て「丁寧」をじっくり考える

 

「ていねい」は誠実なトコロにいる

心を込めて意識が行き届いたモノはとても美しい

姿勢よく 程よいテンポで歩く それすらも美しくみえるのは

「ていねい」を感じるからだ

 

 

 

「ていねい」は洗練されたトコロにいる

何度も繰り返し 不必要なモノは削ぎ落とされ 本質が残る

あまりにも普通すぎて気づかずに終わるような物事の本質に触れた時

「ていねい」を感じる

 

 

 

「ていねい」は今日も静かに日常に溶け込む

 

 

ていねいな人がいる

ワタシの家を担当している郵便局の配達員だ

背は少し高く細身の青年

茶髪だけどいつも清潔感ある長さで

色白の彼にとても自然に似合っている

 

彼の歩き方がいいのだ

あまりにも美しいものだから時々ドアスコープから眺めてしまう

荷物を両手で優しく包み込み

エレベーターから降りて部屋番号を正確に確認して

丁度良いスピードで歩いてやってくる

なんとも素敵だ

 

ドアを開けると

スッと美しい姿勢で立つ彼が誠実な挨拶をし

自然に荷物を受け取る

受領の印鑑を押す場所は一言、右上にお願いします。だ

この印鑑を押す場所にいつも迷ってしまうのに

彼はワタシに迷う隙を与えず自然なタイミングで誘導する

そして 改めて誠実な挨拶をし

颯爽と去っていくのだ

 

配達員という彼しか知らないが

きっと 彼は 丁寧な人 である

 

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こういうモノにも丁寧さと美しさを感じる

きっと 何度も何度も掃除をしていく中で

道具の種類は選び抜かれ 必要なものだけが残るのだ