ワタシの隠れた才能
我が家にはコンパクトなソファがある。
不動産的な用語がイマイチ理解できていないので分かりにくい説明になってしまうが、
我が家の賃貸ちゃんは、
普通であればダイニングルームとリビングになるであろうブチ抜きの空間の横に
取り外せる仕切りがあり、もう一部屋フローリングの洋室がある。
かい十(2歳)が我が家にやってきてしばらくは、
仕切りを外し、その仕切りがあったところにソファをドスンと置いたりしていた。
かい十がゴロゴロ動き回るようになった頃
気付けばいつからかソファに座ってのんびりすることもなくなっていたので
和室、通称夫の寝室兼書斎にソファを追いやっていた。
まぁ、それからというもの、ワタシと夫は
そんな使わないのにスペースだけ取ってるよねとか、
ソファって何でみんな買うんだろうねとか、
これからはソファ二度と買わないねとか、
え?ソファ断捨離っちゃう?いやー流石にまだ買ってからそんなに経たないからねとか、
さんざんソファに暴言を吐き続けてきた。
しかし、先日のゴールデンウィークの終わった後の金曜日、
部屋の模様替えに伴い、久々にソファを部屋の仕切りの部分にドスンと移動してみたのだ。
完全なる思いつき。
だけど、思いつきも悪くないもので。
もうね、今やソファ様様様様ですよね。
ワタシとかい十はソファに座り
いないいないばぁや、トーマスという幼児向け番組を堪能し
かい十はソファに静かに座っているぬいぐるみさんたちを蹴散らし、
ソファを独占し電車ごっこをする。
夫も隙あらばソファに座ってコーヒーや赤ワイン片手にのんびりしている。
そして、ワタシはお昼ごはんを食べて襲ってくる睡魔に誘われソファに座り、軽く目を閉じる。目の休憩だ。それってお昼寝じゃないか。
今日もお昼ごはん後の目の休憩を取っていると
なんか体がくすぐったい。
気持ちよい時間よ永遠に・・・と思いつつも
薄眼をあけてみると、救急車がワタシのカラダを駆け巡っていた。
特に膝から腰にかけての太もも部分がいい具合の傾斜になっているらしく、
その部分を何往復もしているようだ。
更に薄眼を凝らして見ると
かい十がめっちゃ眠そうな顔でママ、ママーと呟きながら、ミニカーの救急車をワタシの上で走らせていた。
いやぁ、目の休憩とか言ってごめんなさい。
完全に寝ていました。
かい十、ごめん本当にごめん、先にお昼寝しちゃって。
ソファ様様様様はワタシを廃人にしてしまうかもしれない。
そして、先週5月6日のHANG OUT 大宮エリーさんナビゲートの日のメッセージテーマが「こんな才能あんだぜ!!」だった。
その時は、自分の才能が全く思い浮かばなくてメッセージ送れなかったのだが。
気づいた、ワタシの隠れた才能
お昼ご飯食べたら いつでもどこでも寝れる
車好きの夫とは結婚する前のデートはもっぱらドライブデートだった。
その時ですらもお昼を食べた後、車で移動していると気づいたら寝ていた。
隣に座る男性になんかもうドキドキ胸ドキ!じゃなくて
外敵がいなくて安心しきって寝ている動物園のペンギンだ。
今でもドライブしていて「寝てたでしょ?」と言われるのが悔しい。
最近では、顔を思いっきり窓の外に向け目を閉じるようにしている。
目を閉じているといいつつ 完全に寝ている。
昼食後の睡眠、これぞ隠れた使えない才能。
先ほど、【ソファ様様様様はワタシを廃人にしてしまうかもしれない】と被害妄想的な表現をしてしまったが、これは訂正しなければならない。
ソファ様様様様はワタシの隠れた才能を開花させてしまう。