影絵
光があるから影を感じるとか
落ち込んでいる時に耳に入ってくるのは
影があるということは光があるということだ
光は絶対あるからがんばれ的な励ましとか
そういうのはごもっともであり
光を感じている方がかっこいいし
光を感じると明るい気分になりそうだし
とりあえず光があればいい感じ
みたいなところが日常的にあるわけで
でも当然人生には影が主役になる時もあるわけで
影どころか、ドン底の真っ暗な暗闇で落ちるとこまで堕ちることもあるわけで
でもそれは別に当然誰にでも起こりうることであるから、
それは母親からぽこんと生まれてきたものが通る道、単なる通過点なのだと心得ておけばいいだけで
実は影が数十年後にすごい光のパワーを持つこともあるわけだし
実は影があるからこそモノゴトの深みが出ることもあるわけだし
だから影を感じることを恐れたり卑屈になったり自分を傷つけたりする必要はなく
ただただ影をひしひしとニュートラルな気持ちでやり過ごすのもいい方法である
ワタシは最近、影ばかり撮っている
影が主役
影こそヒーロー
いいじゃない、影も。
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――「生まれてはじめて、夜の正体を知ったのだ。夜とは、大地そのものが空に投げかける影であることを」
cero / Obscure Ride - 特設サイトインタビューより抜粋
夜は空の影。
カッコいいな、おい。