たんたんと、たんたんと、

淡々と坦々と綴る日々

スタンレー君と



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最近、出かける時、水筒を持ち歩くようになった。


保冷できる魔法瓶だからか結構ごつくて重い。


STANLEYというシールが貼ってあるから、スタンレー君と名付けた。


スグリーンの色をしているもんだからミリタリーみたいで重くて可愛げはないが


でもやっぱり可愛くなくてぶきっちょなところに少しずつ愛着が湧いてきた。


今日ももれなくスタンレー君をショルダーバッグに詰め込んで出かけた。あぁ、今日も重いな…


今の時代、ペットボトルのお茶が大抵の場所で手に入るから、怠けたくなるのだが


スタンレー君と名付けてからは、怠けずに一緒に出かけている。


こんな暑い日でも、氷を入れておけば冷えたままのお茶が飲める。


あまりにも保冷されるもんだから、家にいる時も冷えたお茶を入れてちょこまか飲む様になってしまった。


今や、水筒というより、小さな冷蔵庫感覚なのだ。


かい十(2歳)はスタンレー君のコップでお茶を飲むの行為を特別な儀式の様に思っているのか、いつでもどこでもとてもよく飲む。



水分不足による熱中症と便秘は避けたいところであるから、



ペットボトルだと飲み口が小さい分飲む量が少なくなる感じだし、普通のコップだと飲みたくないと言い張る事も多く、やはりそういう意味でもスタンレー君様様である。



そして、ツラツラと炎天下の中歩いていたら、街の駅の外れまできていた。



木が生い茂っている場所を見つけた。



空気は体温以上に熱されてむんむんと熱風と化しているが、木が幾重にも重なってできた木陰の世界では、そこに存在するだけで涼しい気持ちになれる。


思わずベンチの前で立ち止まり、スタンレー君を取り出してしまった。


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幾重にも重なってできたらしき木陰は目にも涼しかった。


そして、力を振り絞って駅前まで戻った時には、ビルの入り口から人々が出入りする度漏れ出るクーラーの冷気すらも天国に感じたのである。


この暑さは流石に酷だ。